自然と紡ぐ色彩の美


日本の伝統色
日本の伝統色は、460色以上あると云われています。 それらは単なるカラーコードではなく、自然の情景や動植物、そして歴史的な文学(『源氏物語』など)から名前がつけられており、とても情緒的だと思います。 一方のwebページに用いる表記は、光の三原色(R,G,B)をa~f,0~9の6桁の数字で置き換えて表しており、#ff33㏄など無機質な表現ではありますが、それぞれ255色の色調を表現することが出来ます。 当時は化学染料があるわけではなく、様々な素材から染料を研究し新しい色が再現できた時はすごい感動に満ちていたと思います。
日本の伝統色の代表的なものは下記の4つの分類に分かれます。
| 系統 | 代表的な色 | 特徴・背景 |
| 赤・紅系 | 茜色(あかねいろ) / 朱色(しゅいろ) | 夕焼けの空や、神社の鳥居に使われる生命力や魔除けを意味する色。 |
| 青・藍系 | 縹色(はなだいろ) / 藍色(あいいろ) | 植物の藍から染められる色。江戸時代に大流行し、海外からは「ジャパン・ブルー」と呼ばれました。 |
| 緑・黄系 | 若竹色(わかたけいろ) / 山吹色(やまぶきいろ) | 新緑の鮮やかさや、春先に咲く山吹の花など、植物の生命力を表す瑞々しい色。 |
| 茶・鼠系 | 利休茶(りきゅうちゃ) / 千歳緑(ちとせみどり) | 江戸時代の「贅沢禁止令」の中で、庶民がわずかなニュアンスの違いを楽しんだ粋(いき)な色。 |
小物のコーディネートのルーツは十二単の五つ衣から始まったと考えられています。色の組み合わせがその人のセンスや教養をあらわしたとされ、それが今日のファッション感覚に繋がっているとしたら、日本人の感性って1200年以上の歴史に培われたものがあり、そう考えるとすごいと思いませんか? 皆様がご着用頂く際に色彩の組み合わせを楽しんでお選びいただければ幸いです。

